がんと付き合い8年 古村比呂の身に染みた“子どもたちの助け”
がんになってからの母の姿は、とても見ていて辛かったです。そんな中、僕のやりたいことをやらせてくれてありがとう。今も後遺症と闘っているあなたですが、いつか元気になって旅行にいきましょう。そんな気持ちを込めてこれをプレゼントします。これを履いて自由に楽しく生きていこう!!おめでとう。次男より」
’09年にシングルマザーとなり、がん告知を受けるまでは「私がしっかり育てなければ」と心身は張り詰め「学校に遅刻させてしまいそう」と思うだけで涙してしまった日もあったそう。古村さんは当時を「頑張りすぎていた時期だった」と振り返る。
「病気がわかってからは、自分の体に『お疲れさま』を言うようにしています。
過信しすぎていたなぁって。息子たちにとっても、昔の私は聞く耳を持たず、バリアを張っていた母親だったんだろうと思いますね」
「女性自身」2019年12月24日号 掲載