ビューティ情報『高血圧は「サイレントキラー」とも、重大疾患のリスクも上昇』

2020年2月1日 15:50

高血圧は「サイレントキラー」とも、重大疾患のリスクも上昇

高血圧は「サイレントキラー」とも、重大疾患のリスクも上昇


’17年に厚生労働省が行った健康調査によると、日本で高血圧と診断を受けている人は約994万人。しかし、実際は約4,300万人が高血圧だという推測もされている。

「高血圧であっても、自分でそれに気づいていない人がかなりいます。その6割近くが女性です」

こう話すのは、循環器疾患が専門で「ミスター血圧」の異名をとる渡辺尚彦先生だ。渡辺先生は常に血圧計を腕につけ、自身の血圧をじつに24時間32年以上にわたって測り続けている。患者さんに対しても、エビデンスとなるデータをとりながら、薬に頼らないさまざまな降圧方法を模索している。

しかし、そもそも血圧とは何なのだろうか。そして、なぜ血圧が上がるのがいけないのだろう。


「血圧とは、心臓から流れる血液が血管を押す、血管内の圧力のこと。これは心臓が血液を押し出す力と末梢血管の抵抗力で決まるのですが、心臓から送り出す血液量が増えたり、血管内が狭くなるなどの理由で血管内の抵抗が大きくなると、血圧は上がります。心臓が収縮するとき、血液は大動脈を通って動脈に送られます。このときの状態を収縮期血圧(上の血圧)と呼びます。その後、心臓が拡張して弁が閉じるのですが、そのときの状態を拡張期血圧(下の血圧)

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