医師が教える“首こり”対策法「ドライヤーは入浴後すぐ」
また、夏もエアコンの冷気によって首が冷えます。ストールなどでしっかり首を守りましょう」
同様の理由から、首を温めるためには半身浴も避けたほうがベターだそう。
「もちろんシャワーで済ませるのは論外。40度前後のお湯に首までしっかり浸かりましょう。ただし、この入浴法はのぼせやすいので、高齢者や血圧の高い方、心臓の弱い方は十分に注意してください。さらに、入浴後はなるべく早く髪の毛を乾かすこと。濡れたままにしていると、せっかく温めた首に触れて冷えてしまいます。このとき、ドライヤーの温風で首の後ろを温めるとより効果的です。
外出先から帰宅した際や体調がすぐれないとき、就寝前などにもこの『ドライヤー作戦』は使えます」
しっかり首を温めたら、首の筋肉を酷使しない生活スタイルもとりいれよう。
「パソコンを使うことが多いなら、ノートパソコンよりデスクトップのほうがおすすめ。ノートパソコンはどうしても画面が自分の目線よりも低くなるため、うつむきがちになってしまいます。買い換えられない場合は、せめて姿勢に気をつけて。視線が下がる分には問題ありませんので、首は傾けないよう、パソコンの下に台を置くなど工夫しましょう」