医師が教える“首こり”対策法「ドライヤーは入浴後すぐ」
それでも気づかぬうちに首に負荷はかかるもの。だからこそ、夜はしっかり眠ることを心がけたい。
「眠りにつくことができなくても、首の筋肉を休めるために1日8時間は横になるよう習慣づけましょう。もちろん、良質な睡眠が得られれば自律神経のバランスも整いますので、一石二鳥です」
そして、もっともシンプルかつ重要なポイントは「15分に1回は上を向くこと」!
「首の筋肉が持続して緊張していられるのはせいぜい15分。それ以上同じ姿勢を続けていると筋肉の疲労が発生して、こりが生まれやすくなるのです。うつむいてデスクワークをしたり、家事をしているときは、15分ごとに30秒程度、首を休ませる時間をとりましょう。集中するとあっという間に時間はたってしまうので、タイマーなどを利用することをおすすめします」
そのとき、次の「ネックリラクゼーション」を行うと、疲れた首の筋肉をより効率的にゆるめることができる。
(1)イスに深く腰掛け、背中を背もたれにつけたまま、両手を頭の後ろに回して組む。
両手で頭の重さを支え、首の後ろの筋肉を“ゆるめる”のがポイント。
(2)頭をゆっくり後ろに倒していき、首が痛くなる手前で止める。