新型コロナが不安でも…心理学の専門家教える「悪夢の撃退法」
原因はおそらく、目に見えない漠然とした恐怖と不安。日常のストレスから“イヤな夢”を見る人のほうが多いのでしょう」
では、どうすれば怖い夢や悪夢を見ずに安眠できるのだろうか。松田さんに3つのポイントをアドバイスしてもらった。
【1】寝る直前にネガティブなことを考えない
「まず1つ目は、寝る前に考えがちな心配事について、“ひとまずこうしよう”と結論し、自分のなかで納得したり安心したりするのを心がけること。睡眠直前にネガティブな思考のままだと、悪夢を見る引き金になる可能性があります。夢にまで心配事を引きずらないように、ポジティブなイメージを作っておきましょう」(松田さん・以下同)
【2】悪夢を見たら人に話す
「誰かに内容を話し、意見を聞くことで、何が原因で悪夢を見たのか、自分が何を気にしているのか、夢の内容から手がかりを探れます。そうすれば起きている間に、何らかの手立てを打つこともできる。また、話を聞いてもらうことで、恐怖心が和らいで安心できるという側面もあります。
恐怖や不安は、避けようとすればするほど、それが維持されていく特徴があります。誰かに思い切って話すということは、重要なポイントなのです」