2020年8月20日 15:50
白色は肝臓・胆のう系の異常…便の色が病気の警告に!
「みなさん、自分の今日のうんちの色がどんな色だったか確認しましたか?じつはうんちの色は体のコンディションを測るバロメーターでもあるのです」
こう話すのは、排便記録アプリ「ウンログ」アンバサダーで、「うんち栄養士」の名称で活動する梅原しおりさん。日ごろトイレではサッと流してしまっている人も多いうんち。それが体調の指針になるとは、どういうことなのだろう。
「うんちは、口から入った飲食物が、食道、胃、小腸、大腸という長いトンネルのなかで、体内から分泌される唾液や胃液、消化酵素などによって消化吸収されたのち、おしりから出てくる残存物。水分と食べカス、そして腸内細菌が主な成分です」(梅原さん)
その過程で、うんちの色に重要な関わりをもつのが、胆のうから分泌される胆汁に含まれる黄色のビリルビンだ。これが腸内で正常に生成されていると、うんちは黄色みを帯びた茶色になるという。
梅原さんによれば、うんちをよく観察すると、主に7色に分類できるそう。その色でわかる病気のサインは次のとおり。
【黄褐色】
疑われる症状など:いちばん健康的な色。
原因および病気チェックのポイント:食事の習慣や腸内環境のバランスが整っている可能性が高く、腸のコンディションも正常で、理想的なうんちです。