米麹の力で自然な甘み 美肌にもいい「発酵あんこ」の作り方
「発酵あんこを100グラム食べれば、1回の食事で摂取したいタンパク質の量(20グラム)をクリアできます。食卓に肉や魚が足りないときに、“おかず”として食べるのもありですね。あずきにはサポニンというコレステロールを下げる成分も含まれます。脂肪の吸収を抑えてくれるので、脂っこい食事のお供にするといいでしょう。その場合、食事の最初に食べるのがベストです」
発酵食品というと、作るのに手間がかかるのではと思いがちだが、実際はいたって簡単。今回は、料理研究家の木村幸子さんが作り方を伝授。レシピを見ながら、作ってみよう。
■「発酵あんこ」の作り方
【1】用意するものは、あずき(200g)、乾燥米麹(200g)、水(適量)のみ。
まずはあずきの渋切りから。あずきを水洗いし、鍋にあずきとそれが十分に浸かる程度の水を入れて火にかける。沸騰させたまま2分ゆで、ゆで汁を捨てながらざるで漉(こ)す。
【2】漉したあずきと水600mlを炊飯器の釜に入れ、重さを量る(800gになる)。炊飯器のおかゆ炊きモードで炊飯。全体量が700〜750gになる(水が飛びすぎた場合は、この範囲に入るように加水する)。
【3】炊飯後、あずきを食べてみて軟らかくホクホクならOK。