肌トラブルを防ぐために…「マスクを外すべきタイミング」6
顔が蒸れる、暑い、息苦しい!コロナ予防のためにマスクが大切なのはわかるけど、夏にマスクを着け続けるのは負担が大きい。お肌をいたわりつつ、適切にマスクを外せる場面を皮膚科の先生に教えてもらいましたーー。
「マスク着用により、肌が荒れる人が増えています。肌の大敵は主に日焼けと摩擦と乾燥ですが、マスクを長時間着用すると、肌に摩擦と乾燥をもたらしてしまいます」
そう教えてくれたのは、内科・皮膚科医の友利新先生。コロナ禍により、マスク着用が重要視され、マスクをしていない人を非難する“マスク警察”まで現れる昨今。しかし、長時間のマスクが原因で、肌に赤みやかゆみ、吹き出物などができてしまうこともーー。
「まず、マスクによる摩擦についてですが、肌が擦れて炎症が起こると、肌のバリア機能が低下します。本来なら外的刺激から肌を守り、肌の水分をキープしてくれる働きですが、この機能が低下すると、肌が乾燥し、外的刺激により吹き出物ができやすくなってしまうのです」(友利先生・以下同)
ほかにもマスクの弊害が。
熱中症のリスクも高まってしまうのだ。
「医学的な論文や統計などのデータはまだありませんが、確実に熱中症のリスクは高まるでしょう。