2020年11月3日 15:50
眼科医が教える「2.0度の100均メガネで老眼改善の可能性」
これが老眼の原因となるのです」
老眼を予防、改善することは、生活の質を保つうえで極めて大切だ。それが100均メガネで改善するのならうれしい限りだが、いったいどのようなメカニズムなのだろう。
「この方法は、100均メガネをかけることで、凝り固まっていた毛様体筋をゆるめ、柔軟性をよみがえらせます。それによって、ピント調節がスムーズに行われるようになります。目のピント調節力がよみがえることで、凝り固まりを原因とする老眼や近視も改善します」
ここで筋肉をほどよくゆるめることができるのが「2.0度」の老眼鏡なのだということ。
「この場合、遠くをぼやっと見せて、目をリラックスさせることがポイントなのです」
これは眼科の度数検査などのときに実施される、台に顎をのせ、ぼやっとした気球や家を見る「雲霧法」という検査と同じ原理だ。
「雲霧法は、視界をぼやけさせ、目をリラックスさせて視力を測ります。同様に、2.0度のメガネをかけることによって、まったく見えないわけでも、よく見えるわけでもない“ほどよく見えない”状態を作り出すのです。
それが、毛様体筋をゆるめるのに効果的なのです」
1日5分、「2.0度」