医師証言!本当に苦しむ病気 食道がん切除の場合は腸で代用し…
のだそう。
「タイプによって症状は違いますが、呼吸の苦しさ、止まらないせきなど、終末期のつらさが著明です。まず、大事なのは禁煙と検診です」(釜萢さん)
「通常の検診などで使用されるレントゲン写真では、早期がんを発見するのは困難。低線量のCTが効果的です」(久住さん)
■糖尿病
失明や下肢切断につながる可能性もある糖尿病。医師によると「食生活や運動で本来防げたかもしれないと後悔する人も多い」という。
「糖尿病で血中の糖分が増えると、血管が傷つきます。目の血管が傷つけば失明、足の血管が傷つけば壊疽を起こしやすくなり、最悪足の切断につながります」(尾崎さん)
「健康診断で糖尿病であるかどうかはわかります。早期に生活習慣を改善すれば、悪化を抑えることは可能です」(久住さん)
自分がつらいだけでなく、家族の負担も大きくなるのが“本当に苦しむ病気”。
病気になってしまった人たちの苦しみはとても大きなものだ。しかし、予防できるものや、早期発見で治せるものもある。日ごろの生活習慣を見直しつつ、自治体が実施する検診などは、積極的に利用したい。
「女性自身」2021年1月5日・12日合併号 掲載