くらし情報『課題はあるが…先駆けて検査行う医師が話す抗体検査の必要性』

2020年5月7日 11:00

課題はあるが…先駆けて検査行う医師が話す抗体検査の必要性

(提供:ナビタスクリニック)

(提供:ナビタスクリニック)



4月17日の会見で、加藤勝信厚労相が「具体的な段取りを調整し、早期に取り組む」と表明した新型コロナウイルスの抗体検査。対象は無作為に選んだ数千人で、4月中にも開始する予定だ。

アメリカのニューヨーク州では、経済活動の再開に向けた判断材料とするために、4月20日から抗体検査を開始。約14%の人に抗体が確認された。イギリスでは抗体検査で陽性とされた人に“免疫証明書”を発行し、免疫を獲得した人から外出制限を緩和していく計画も検討されている。

世界中で始まった抗体検査だが、その精度はどうなのだろうか。

「世界中で需要があり、数々の検査キットが開発されています。ただ、それぞれのキットがどのくらいの感度なのかは、まだわかっていません」

そう話すのは3月より先駆けて抗体検査を導入している、ナビタスクリニック理事長で内科医の久住英二さん。
ナビタスクリニックで導入しているのは、中国メーカーが製造し、日本のクラボウが輸入販売している検査キットだという。

「別のウイルスの抗体に反応しないことがチェックされた製品で、基本的には新型コロナウイルスの抗体にのみ反応します。同じキットを使って国立感染症研究所が、PCR検査で陽性とされた患者で、抗体の有無を調査していますが、発症から13日以上経過した患者では約97%の陽性率だったそうです」

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