ビューティ情報『医師語る「大人の声変わり」声帯の筋肉は30代から衰えが…』

2021年1月6日 06:00

医師語る「大人の声変わり」声帯の筋肉は30代から衰えが…

血流が悪くなることで声帯がむくみ、声が低くなるのです。“大人の声変わり”がみられるのはこのためです」(楠山先生・以下同)

のどは、空気を肺に送り、肺から空気を出す「気管」と、食べ物や飲み物を飲み込む「食道」につながっていて、とても複雑な動きをする。まずは、「声を出すときののどの動き」からみてみよう。

声をつくる「声帯」は、気管上部にある粘膜やじん帯、筋肉からなる1〜1.5センチほどの器官で、声を出すときには声帯が閉じ、肺から出た呼気が通り抜けるときに細かく振動して音が発生するという仕組みになっている。

声帯を動かすのは、内喉頭筋群の、前筋、内筋、側筋、横筋、後筋の5つの声筋で、若いときほどこれらの筋肉は伸縮性に富んでいて、ツヤのある声が出る。

「女性ホルモンは、血流をよくして声帯のむくみを抑えていると同時に声帯の粘液分泌を良好にしています。加齢とともに声のツヤがなくなってくるのは、女性の場合、女性ホルモンの減少が声帯のむくみを起こす以外に、声帯の潤いが不足していることが原因です。声帯は乾燥すると軟らかさが低下するので、規則的で滑らかな振動に影響し、雑音が混ざった、かすれたような声になってしまうのです」

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