加湿、睡眠…花粉症への免疫を下げないための生活習慣
体によい生活習慣を取り入れることも、鼻のメンテナンスにつながる。
【ウオーキング】
適度な有酸素運動をすると、免疫力がアップするといわれている。
「鼻の粘膜は自律神経に支配されていて、交感神経が優位になると、鼻の通りがよくなります。30分程度の軽いウオーキングが、鼻の通りをよくする可能性があります。花粉を避けるためにも、午前中がおすすめです」(田中院長・以下同)
【しっかり加湿】
乾いた空気を直接吸い込むと、鼻の粘膜を乾燥させて傷つけてしまい、免疫力低下につながることも。
「加湿によって、かぜやインフルエンザウイルスの活動を抑制するほか、ほこりや室内にはいった花粉の飛散を防げます。設定湿度は50〜60%程度が目安になります」
また、のどの粘膜が乾燥すると、花粉やウイルスを排出する繊毛上皮細胞の働きが鈍くなる。こまめな水分補給が大事という。
【良質な睡眠】
免疫力を上げるには、質のよい睡眠をとることも大切。睡眠中は副交感神経が優位になり、心と体が休まり免疫細胞が活発になる。「自律神経を整えるためにも、睡眠をしっかり取ることも欠かせません。鼻がつまって寝つけないため、睡眠不足に陥る人もいます。