2021年7月14日 11:00
人気トレーナー伝授「肩こり、腰痛を改善する小指活用のすすめ」
それだけでなく、体幹が抜けにくくなる、つまり、安定するので姿勢がよくなり自然と肩が下がって首が長く、小顔に見えるようになるのです。小指を曲げてみるだけで、その連動性が感じられると思いますよ」
実際、“小指の力”は多くのスポーツに活用されているという。
「ゴルフのクラブは小指からにぎり、小指に力を入れるといいといわれます。自然とわきが締まり、余計な力みがとれ、力がクラブへとスムーズに伝わるんですね。これは、テニスのラケットも、相撲のまわしも同じこと。以前に横綱・白鵬関の練習風景を映像で見たことがありますが、小指からにぎってまわしをたぐり寄せるイメージトレーニングを繰り返していました。肉体の美しさを追求するバレエも小指を意識すると聞きますし、細く頼りなく見える小指ですが、うまく使うことで、私たちの体に思わぬ威力が発揮されるのです」
しかし、残念ながら、無意識のうちに親指に頼っている人が多い。たとえば今、ペットボトルやスマホを持ってみると、どうだろう?では、“意識的に小指を使う”には、どうすればよいのか。
「スマホでもバッグでも、物を持つときは親指を離し、小指を中心に使ってみてください。ただし、このとき親指が反る人は、使っていなくても力が入っている証拠。