ビューティ情報『化粧品よりも食事…皮膚科医語る「美肌にはインナーケアを」』

2021年7月15日 11:00

化粧品よりも食事…皮膚科医語る「美肌にはインナーケアを」

ただ、タンパク質は生命維持に関わる部分から優先的に使われますから、肌の潤いを保つ『天然保湿因子』など肌の細胞にまで行き渡らせるには、たくさんのタンパク質が必要です。忙しい日の朝食はパンとコーヒーという人がいるかもしれませんが、それではタンパク質が足りません。卵や納豆、豆腐、チーズなど手軽に食べられて、肌悩みに効く“おクスリ食材”を、もっと利用するといいと思います」

ミドルエージの肌悩みは、ほかにどんなものが多いのだろう?

「しみやしわ、たるみでしょうか。原因はさまざまですが、糖化によるダメージが大きいでしょう。食事で取りすぎた糖は、タンパク質と結合して糖化を起こし、AGEs(終末糖化産物)を作ります。このAGEsはさまざまな病気の原因になるだけでなく、肌にも悪影響を与えます。コラーゲンが変性して弾力やハリが失われたり、肌のバリア機能が落ちてキメが低下したり。これらにも糖化が関係しています」

さまざまな肌トラブルに直結してしまう糖化を防ぐ手立てはないのだろうか?

「血糖値の急上昇を抑えるのが効果的で、GI値の低い食品を取るのがおすすめです」

GI値とは、その食品を食べたとき、どれくらい血糖値が上がるかを示す指標のこと。

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