ヒートショックが招く冬場の突然死…血圧下げるレシピ4選
気温の差や入浴前後の体温の差などが原因で起こる突然死。一般にヒートショックとも呼ばれる現象を避けるには、日ごろの食事から健康な血管を鍛えることが大切だーー。
急激な寒暖差に「体がついていかない」という人が増えている。
「これから一段と寒さが厳しくなり、つい先ほどまで元気だった人が突然倒れて帰らぬ人となるといった“突然死”に見舞われる可能性が高くなるので気をつけましょう」
そう注意を促すのは、循環器専門医で池谷医院院長の池谷敏郎先生。突然死とは医学的に、「瞬間的な死亡もしくは直接の死因となる症状が出現してから24時間以内に亡くなること」を指す。具体的には、心筋梗塞、心室性不整脈、大動脈破裂、脳卒中などがその原因となる。
「これらの病気の共通点は、血管トラブルを起こしていること。年齢とともに血管が老化してくるだけでなく、高血圧、高脂血症、糖尿病といった生活習慣病を抱えていますと、動脈硬化を引き起こしそれがもとになって血管事故、突然死を招く可能性が高くなります。
命が助かったとしても、その後寝たきりや認知症の原因にもなり、自分の力で生きる“健康寿命”に大きな影響を与えてしまいます」(池谷先生、以下同)