柴咲コウも実践!専門医が語る「トマト味噌汁」の栄養効果
インスリン抵抗性を改善する作用がある。
〈食物繊維〉:糖分の吸収を遅らせる作用があり、食後の急激な血糖値の上昇を抑える作用が認められている。
〈カリウム〉:余分なナトリウムを体外に排出するのを促すとともに、血圧を下げる作用もあり、高血圧対策に有効。
〈アミノ酸類(グルタミン酸、アスパラギン酸、GABA)〉:アミノ酸類のグルタミン酸、アスパラギン酸、GABAには血液の流れをよくして、血圧を下げる効果が。
【みそ】
〈メラノイジン〉:糖の吸収スピードを抑えて、食後に血糖値が急激に上がるのを防ぎ、インスリンの効果を促進。また強い抗酸化作用がある。
〈β-コングリシニン〉:大豆たんぱくの一種で、リコピンと同じく、インスリンの効きをよくするアディポネクチンを増やすように働く。
〈大豆イソフラボン〉:インスリンの働きを活性化させ、糖質の取り込みを改善。
血糖値の上昇を抑える効果が期待される。
「なかでも血糖値を下げる効果があるのは、トマトの赤色色素のリコピンとみそに含まれるβ-コングリシニンという成分です」(泰江先生・以下同)
そもそも糖尿病はインスリンというホルモンが不足したり、働きが悪くなって、血糖値が上がってしまうことから起こる。