高血圧改善に「排塩メニュー」アボカドメカブサラダで塩を外に出す!
ホットフラッシュで心拍数が上がり、血管が固くなり血圧も変動します。また家庭での介護などライフイベントでストレスがたまり、交感神経が優位になり不眠、緊張が出やすい時期なのです」
苅尾先生は、そんなタイミングこそ自己管理が大事だと話す。
「40代に入ったら、家で血圧を測定する習慣を持ってほしい。自宅で上の血圧が125以上なら、高血圧予備群で注意が必要です。対策として40代は更年期に備え、これまで以上に健康的な食事と運動を心がけましょう」
■食事管理は続けることが何よりも大事!
食事でカギとなるのが塩分だ。
「高血圧の元凶はナトリウム(塩分)です。1日の摂取量は6グラム未満にと言われていますが、日本人の摂取量は約10グラムと多いのです。そのため血圧コントロールには、〈1〉減塩、〈2〉排塩、〈3〉血管を大事にする食事、の3つが大切です」(苅尾先生)
高血圧予防や改善のために減塩や運動を心がけている人は多いはず。
しかし、「排塩食」が取り入れやすく効果的だと知っている人は少ないだろう。
排塩食とは、体の外に塩分を排出してくれる食事だ。
「取りすぎて体内にたまった塩分を体外に出してくれる栄養が、カリウムです。