2023年3月20日 06:00
85歳現役料理研究家が伝授「今が旬! 元気になれる よもぎレシピ4」
いつも元気な若杉ばあちゃん
「私は85歳だけど、新聞を読むのに老眼鏡なんて使いません。野草を摘みによく歩くし、マッサージを受けたこともない。病気知らずで、まったくボケてません」
力強く話すのは、料理研究家の“若杉ばあちゃん”こと若杉友子さん。全国各地を料理教室や講演会などで駆け巡る元気の源は、粗食とよもぎの力が大きいという。
「春が旬の野草には苦味があり、昔の人は毒消しの薬として重宝しました。特によもぎは、最高の万能薬です」(若杉さん・以下同)
野山に自生するよもぎに、どんな力があるのだろう。
「よもぎには汚れた血液の浄化や造血、止血の作用があり、炎症を抑え、体を芯から温めます。血の巡りや内臓の動きが活発になって、便秘や肩こり、更年期障害などが改善。
アトピー性皮膚炎がよくなったという人も大勢います」
また、よもぎには葉緑素や食物繊維、酵素、鉄分、ミネラル、カルシウム、ナトリウム、マグネシウムに、ビタミン類も豊富。元東京大学伝染病研究所の小島保彦博士による「よもぎにはがんの予防効果がある」という研究もあり、よもぎパワーは底知れない。よもぎはまさに今、旬を迎えている。
「地域によりますが、食用にできるのは3~4月に採れた新芽だけ。