鍋具材×薬の危険な食べ合わせ ブリしゃぶ×葛根湯で嘔吐の可能性も
「きのこ全般にいえることですが、なかでもまいたけに含まれるβグルカンという物質が血糖値の上昇を抑えてくれる働きがあります」
そのため、糖尿病などで血糖値降下剤を服用している人が大量のきのこを食べると相乗効果で低血糖を起こしかねないのだ。
「低血糖の症状としては、最初は冷や汗や手の震え、発汗、頻脈、不安な気持ちが出てきたりします。さらに進むとめまいや頭痛、集中力の低下、場合によっては意識を失うなど救急搬送されてしまうケースもあります。こうした低血糖を避けるためにも、きのこ鍋の中に、高血糖の大根やにんじんなどの根菜、ごはんなども入れて、バランスが偏らないように食べることが望まれます」
【5】抗血栓薬×ポトフ
「血液をサラサラにするワルファリンなどの抗血栓薬を服用している人は、ビタミンKを含む食材はNGです。ビタミンKが、抗血栓薬の吸収を妨げ、効果を少なくしてしまうためです。ビタミンKが含まれる食材といえば納豆や緑黄色野菜です。ブロッコリーやにんじんをふんだんに入れたポトフなども避けたほうがいいかもしれません」
さらにほうれん草を使った常夜鍋、納豆が入った鍋なども要注意といえそうだ。