「除光液」や「ネイルカラー」、「脱色剤」など、粘膜に炎症を起こす恐れのあるものを誤飲してしまった場合には、赤ちゃんに限らず、ただちに医師の診療を受けるようにしましょう。もちろん、それ以外の誤飲・誤食についても、不安なことがあったら、病院の受診をおすすめしますが、その際、診断の参考になることもありますから、その化粧品に使用されている成分が表示されている容器や外箱を持参してください。
また、化粧品の容器は色がきれいものやキラキラしたものが多く、赤ちゃんが興味を持って触ったりしているうちに、誤って飲み込んでしまうことがあります。窒息などの危険がありますので、保管場所には、十分に注意しましょう。
様々な要因が考えられるため、除光液が原因とは断言できませんが、狭い閉め切った室内でママがマニュキュアを落とすために、除光液を使用していたところ、赤ちゃんが吐いてしまったという事例があります。ニオイや刺激の強い化粧品を使うときは、窓を開けるなど、換気に心がけましょう。
化粧品と肌との相性、体質やその日の体調などによって皮膚トラブルなどを起こす可能性はゼロとはいえませんが、化粧品は人の肌に使用するものであり、万が一、誤って口に入ってしまったり、飲んでしまったとしても、“重篤な健康被害を起こさない“という考えで作られています。