ビューティ情報『【医師解説】レム睡眠行動障害の原因と治療』

【医師解説】レム睡眠行動障害の原因と治療

その場合には同じ大学病院の中にある神経内科と連携して診てもらうようにしています。

東京女子医科大学病院では、他の診療科との間でも同じ電子カルテの中でデータを共有することができます。たとえば脳のMRIなどの場合、私が検査を依頼した結果について、神経内科医が見ることができますし、逆に神経内科医がもう少し高度な脳の機能についても調べてみた場合も、私がそのデータを見られるという形になります。

睡眠医療と神経内科領域の連携で対応

難病であるパーキンソン病は高齢化にともなってますます増え、レビー小体型認知症もアルツハイマー病の次に多い認知症となっています。睡眠医療と神経内科領域がタイアップして診療を行うことで、日本の高齢社会で大きな課題となる疾患を将来的に予防できるようになるかもしれません。

話がずれますが、睡眠領域はいくつもの診療科にまたがっているため、神経内科領域との連携だけではなくいろいろな診療科との連携が必要です。睡眠時無呼吸であれば呼吸器内科や循環器内科も関係してきます。また、うつによる不眠であれば精神科に紹介する必要があります。
不眠の原因が鼻づまりなどであれば耳鼻科、マウスピースを作るときには口腔外科と、さまざまな診療科との連携が必要です。

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