お勧めする布団カバーは、重さがシングルサイズで700グラム以下のもの、細い糸で平織りの表面が滑らかなもの、ガーゼ素材のものなどが肌に優しく滑らかです。
パジャマは綿、ガーゼ、フライス、裏起毛など、吸湿性が良く、寝返りを打つときの摩擦が少ないものを選びましょう。サイズも身体を締め付ける小さめのものより、ゆったりサイズで身体を包み込み、寝ている間に身体を動かしても窮屈に感じないものがいいですね。
Q夏は涼しく、冬は暖かくして眠りたいのですが、どんな工夫をすればいいですか?
A深い眠りのためには深部体温を下げることが大切です。そのためには眠る前に身体の表面の血管を拡張して、熱を放散させる必要があります。
暑すぎたり、寒すぎたりすると、これがうまくいかずに深部体温が下がらず、深い眠りに入れません。暑さで寝苦しい夏は、高めの温度設定にしてクーラーを使うのがいいでしょう。
途中で冷房を切ってしまうと暑くなって、深部体温が上がり、眠りが浅くなってしまいます。
立体的なメッシュ構造の敷きパッドを使って通気性を良くしたり、抱き枕を使うと、熱がこもりやすい脇の下や背中が涼しくなります。
冬は適度に暖かい部屋で眠り、湯たんぽや布団乾燥機などの温風で布団を暖めておくと、布団に入ったときに血管が拡張して心地良い眠気が訪れ、気持ちよく眠れます。