寝ても寝足りないのは「特発性過眠症」という病気のせいかも!?
という言葉には、「原因が判明していない」という意味が含まれています。
また現時点でも、治療法についてはまだ十分には研究されていないようです。
・夜もぐっすりと眠れる
ナルコレプシーは昼に寝てしまう代わりに夜間は睡眠が浅くなっていますが、特発性過眠症は夜もぐっすりと眠ることができます。
特発性過眠症と夜間の睡眠時間との関係はないため、患者の中には夜10時間以上寝ていても日中に眠くなってしまうという方もいます。
・ノンレム睡眠が主体
ナルコレプシーは日中に短時間(10~20分)の睡眠を繰り返す、レム睡眠が主体となっているものです。
それに対して特発性過眠症はノンレム睡眠が主体となっており、日中の睡眠時間は1~4時間と長くなっています。
・睡眠以外の症状も併発する
特発性過眠症を発症すると、睡眠以外にも頭痛やめまい、手足の冷え、起立性低血圧といった、自律神経系の不調が現れることもあります。ただし、この特徴については、ナルコレプシーでも同じようにみられます。
睡眠障害の自覚がある方はこのような特徴を手掛かりに、特発性過眠症なのか、それともナルコレプシーなのかあるいは、それ以外なのかを判断するようにしましょう。