食後はお腹ぽっこり。原因は胃下垂ではなく、弱った腹筋?
胃下垂の症状とは?
胃下垂とは胃の機能が悪く、胃の緊張が失われて、だらんとたれ下がり、大きくなったものを言います。胃の機能だけではなく、腸の機能の低下も見られるために、便秘をすることも多いと言われるのが特徴です。
胃下垂は、細く痩せた体質の人や、いつも胸部と上腹部を圧迫していたり、太っていたけれど急に痩せた人に多く見られます。これは生まれつきの体質のものであることが多く、病気ではありません。
一般的に言われる自覚症状としては、次のようなものがあります。
・食後のむかつき
・膨満感
・消化不良
思い当たる症状があるようでしたら、一度診察を受けてみましょう。
弱った腹筋群も原因のひとつ
前述のような症状がない場合、食後にお腹がふくらむ原因としては腹筋群が弱ってしまっていることも考えられます。
お腹周りには、次のような4つの筋肉が存在します。
■腹直筋
お腹のいちばん表面を覆っているのが、この腹直筋(ふくちょくきん)です。腹直筋を鍛えると、いわゆる「腹筋が割れた」状態になります。
■外腹斜筋・内腹斜筋
外腹斜筋(がいふくしゃきん)・内腹斜筋(ないふくしゃきん)は、わき腹にある筋肉です。