【お医者さんに聞いてみよう!】Q:不整脈だと診断されました。悪化すると心筋症になると聞きましたが、どの程度の運動なら取り入れてよいのでしょうか?
心筋症は原因のほとんどが未だに特定されていない、非常に難しい病気です。日常生活を送る上で、ご相談者さまがなさっているような塩分の制限は、体内の水分を増やし過ぎたり、血圧を上げ過ぎたりしないために、非常に有効な手段です。目安としては食塩量にして一日6g程度を目指すことで心筋症を防ぐ効果があるといわれています。ただ、日本人の平均食塩摂取量は多く、一日12gを超えているといわれています。ごく日常的に食べられている漬物や麺類の汁、かまぼこなどの加工食品類などにも多くの食塩が使われていますので、汁は残す、しょうゆをかけないといった工夫をするとよいでしょう。
<適度な運動は心臓にも良い>
また、ご質問にあった運動についてですが、軽度から中等度くらいの有酸素運動を習慣的に行うことは、心臓に対してよいばかりでなく、気持ちの面でもポジティブな気持ちになれるといった素晴らしい効果があります。目安としては、週に3回、30分程度の軽い歩行から始めてみてはいかがでしょう。改めて道具をそろえて、ウォーキングを開始するということでなくても、通勤途中にちょっと回り道をして歩いてみる、といったことでもよいかと思います。
今までに運動経験をお持ちで、それ以上の運動を希望される場合は、主治医と個別に相談されることをおすすめします。肥満は心臓に負担をかけますので、体重維持の意味でも軽い運動は好ましいと思います。どうぞお大事にしてください。
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