【お医者さんに聞いてみよう!】Q:甲の中指と小指の中手骨から手首寄り2cmのあたりを机の角にぶつけました。
質問:甲の中指と小指の中手骨から手首寄り2cmのあたりを机の角にぶつけました。
3週間前、右手の甲の中指と小指の中手骨(ちゅうしゅこつ:手のひらの中にある骨)から手首寄り2cmのあたりを机の角にぶつけました。
打った時も腫れはなく、いまもそれは変わりませんが(血管が集中しているところなので腫れているのかよくわからない)、手を開けたり閉じたりすると違和感があり時々痛むのですが、剥離骨折(はくりこっせつ)をしているのでしょうか?それとも単なる打撲、またはヒビなのでしょうか?
湿布を貼って様子をみていますが、病院へ行くべきか教えてください。
大阪府:haia0708さん(40)
回答:「骨折」の症状についてお答えします。
――手の甲に比較的よくみられる「骨折」
3週間前に右手の甲、右手中指と小指の中手骨から手首寄りのあたりをぶつけられたということですね。
手の甲の骨折として、比較的頻度が高いのが中手骨基部骨折(ちゅうしゅこつきぶこっせつ)と呼ばれる骨折です。中手骨基部骨折は、ちょうどご相談者さまのように痛みがあっても指を動かすことはできるので、打撲と思われて放置されることが比較的多い骨折です。
また、腫れも時にはわかりにくいこともあるようです。
第3中手骨と呼ばれる中指の中手骨の手首側と、第5中手骨と呼ばれる小指の中手骨の手首側には、それぞれ短橈側手根伸筋腱(たんとうそくしゅこんしんきんけん)と尺側手根伸筋腱(しゃくそくしゅこんしんきんけん)という腱が付着していて、これらは手首をひっくり返す時に使われる腱です。