実は水分の大量摂取はダメなんです! 脱水症の専門医に聞く【熱中症のリスクを高める】NG行動5選
また、ビタミンCとタウリンは暑熱環境への順応を意味する「暑熱順化」を促し、熱中症に強いカラダづくりに役立ちます。ビタミンCは抗酸化作用があり、体内の活性酸素を減らすことで細胞を守り、炎症を軽減して暑熱順化をサポートします。
タウリンは、栄養ドリンクに含まれており、活力が出るイメージがありますが、有名な滋養強壮や疲労回復の効果のほか、近年では深部体温を下げるということもわかってきていたり、タウリンを摂ることでカラダのさまざまな機能を調節する働きがあることがわかっており、熱中症対策としても意識したい栄養素の一つです。
ビタミンCは、野菜や果物に多く含まれ、タウリンは、牡蠣やタコ、イカなどの魚介類に多く含まれます。どちらもサプリメントや栄養ドリンクも販売されているので、それらを利用して摂取してもよいでしょう。
NG4.朝食を食べない
谷口さん熱中症予防のためには、1日3食、規則正しい栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。特に朝食は重要で、朝の水分補給と自律神経の活性化、暑いところに出る体力増進のために必要です。
体内で活動を支えてくれるステロイドホルモンが分泌される時間は、午前10時から11時といわれており、この時間帯に人は最も活動的になります。