9月でも乾燥する唇…【皮膚科医が答える】リップケアでやりがちなNG行動
リップクリームは塗るという行為自体が物理的刺激とならないように、縦ジワに沿ってやさしく塗ることを心がけましょう。やわらかいテクスチャーのものや荒れにくい処方のものを選ぶのもよいと思います。
NG4.乾燥予防として唇をなめる
立川さん唇をなめる行為が習慣化すると、唾液が蒸発するときに唇の水分が奪われるだけではなく、唾液も刺激になり、「口なめ病(口なめ皮膚炎)」という主に唇まわりに発生する刺激性接触皮膚炎や口角炎の原因になります。
自覚なく行っている場合もあるので、意識して予防することが大切です。
実践したい唇の正しいケア方法
ーー日頃から、特に日差しが強い時季はどのように唇ケアを行うのが良いのでしょうか。正しいケア方法を教えていただきました。
立川さん唇は紫外線から防御してくれるメラニンが非常に少ないため、サンスクリーン剤を配合したUV効果のあるリップクリームなどで、保湿+紫外線対策のケアを行いましょう。肌用の日焼け止めはバリア機能の弱い唇には刺激が強いため、使用は避けてください。
その他、唇を日光から守るために日傘やUVカット帽子なども併用すれば、より効果的といえます。
唇は顔の肌と比較するとケアを見落としがちな部位でもありますので、日頃からきちんと保湿や紫外線対策を行いましょう。