アラームなしで起きられるって本当? 眠りのプロが教える「スッキリ起床」簡単なコツ
でも、また数分後にアラーム音が鳴るから…と眠りに入ると、次は副交感神経が刺激。というように、アラーム音が数分おきに鳴り続けることで、自律神経の働きが短時間で切り替わり、混乱状態になります。
本来なら、深部体温や血圧が上昇して自然な目覚めを得られるのに、このような状態であれば、寝起きは最悪な状態になるのも当然のこと。まずは、「1度目のアラーム音で起きた方が、スッキリとした朝を迎えられる」ということをご認識ください。
睡眠時間は6時間半〜8時間未満は確保を
先程、寝ぼけである睡眠慣性は誰でも起こるとお伝えしましたが、自分に必要な睡眠時間を確保できていなければ、睡眠慣性は強くでてしまいます。
世界各国の健康、美容、認知症、うつ病、生活習慣病などと睡眠時間を調査した結果、長すぎても短すぎてもリスクがあり、だいたい6時間半〜8時間未満がベストです。日本人は世界的にみても睡眠時間が短い国民であるため、読者の皆さんも睡眠時間が6時間未満の方もおられるかもしれません。仕事のスケジュールをいれるように、睡眠のスケジュールを入れてみてはいかがでしょうか?
とはいえ、睡眠時間は個人差や季節差がありますし、加齢とともに必要な睡眠時間は短くなる傾向があるため、必ず7時間、8時間寝なければならないわけではありません。