実は一緒に使えません! 掃除のプロ監修「洗剤のNG使い方」
ジメジメした梅雨がやってくると、カビやヌメリが気になりますよね。よく効く洗剤を使って、簡単にお掃除したいと考える方も多いはず。しかし、洗剤のパッケージを見ると「まぜるな危険」と書いてあり、どうやって使ったらいいのか迷うことはありませんか?今回は、整理収納アドバイザーでありクリンネストの資格をもつ筆者が、カビ取りによく使う塩素系洗剤のNGな使い方について詳しく解説します。
洗剤の種類は大きく分けて3種類
家庭で使用する洗剤は、pH値によって「中性・酸性・アルカリ性」の3種類に分けられるとされます。
中性
台所洗剤、フローリング用洗剤など
酸性
クエン酸水、酢、水あか用洗剤、トイレ用洗剤など
アルカリ性
・弱アルカリ性:石鹸、セスキ炭酸ソーダ、重曹水、酸素系漂白剤など
・強アルカリ性:塩素系漂白剤、アルカリ電解水など
洗剤選びのコツは、汚れと反対の性質の洗剤を選ぶこと!キッチンの油汚れ、リビングの手あかなど、家の中の汚れの多くは酸性です。毎日の掃除には、主に中性洗剤やアルコール、弱アルカリ性の洗剤を使えば、ほとんど簡単に落とせます。
しかし、梅雨時期に悩みやすいお風呂場の黒カビ、キッチンのヌメヌメなどの頑固な汚れは、普段の掃除ではなかなか落としにくいですよね。