ひそかに“膀胱炎”に悩む女性は多いんです…【女医監修】膀胱炎になりやすい人の共通点と対策
「すぐにトイレに行きたくなる」「排尿するときに痛い」、そんな症状をきたす膀胱炎。実は、意外と多くの女性が経験したことのある病気の一つです。しかし、その原因や予防策については意外と知られていないことが多いもの。この記事では、女性に膀胱炎が起きやすい理由と効果的な予防策について解説していきます。
膀胱炎とは何か?
膀胱炎にはいくつか種類があるのですが、ここでは一般的に膀胱炎と呼ばれる急性膀胱炎についてお話していきます。急性膀胱炎は、細菌の感染によって膀胱で炎症が起こる病気です。女性に多く、実は男性ではほとんど起こらないとされています。
急性膀胱炎は健康な女性でも起こるのですが、ストレスがあるときや体調を崩したときに起こりやすいとされています。
尿意があるのについついトイレを我慢してしまったりすることも原因となります。
症状としては、頻繁にトイレに行きたくなる(頻尿)、排尿時の痛みや焼けるような感覚(排尿時痛)、排尿しても出きっていない感覚(残尿感)、下腹部の痛みなどがあります。炎症が強くなると、尿が濁ったり、血尿が出たりすることもあります。
女性が膀胱炎になりやすい理由
女性の尿道の長さは男性に比べて短いため、細菌が外部から膀胱に侵入しやすい構造になっています。