「ヨーグルトににごり酢をかけています」【医師たちに聞く】花粉症を改善させる食事術
おなじみの乳酸菌や納豆菌と共に、酢酸菌も摂取することをおすすめしています。
石原さん腸内には感染症などの病原体の侵入を感知し、免疫を作動させる働きを持つ免疫スイッチがありますが、なかでも重要なのは 「TLR2」と「TLR4」の2つです。乳酸菌や納豆菌は「TLR2」の免疫スイッチを押せるのに対して、酢酸菌は「TLR2」だけでなく「TLR4」も押すことができます。
酢酸菌の取り入れ方
ーー酢酸菌、ぜひ取り入れたいですね。どんな食材がおすすめなのでしょうか。
石原さん酢酸菌のおすすめの取り入れ方は、発酵食品ににごり酢を合わせること。にごり酢とは酢酸菌をろ過せずに作られる酢です。
酢酸菌の研究結果の一つに、乳酸菌を加えることで相乗効果があると言われています。
お好みの乳酸菌入りヨーグルトににごり酢をかけて食べるのがおすすめです。私も毎日、納豆やヨーグルトににごり酢を大さじ一杯かけることで免疫力向上を意識しています。
最近では小腸で働く乳酸菌とは異なり、大腸で働くビフィズス菌も注目されています。ビフィズス菌は花粉症対策としても研究が進んでいるので、ビフィズス菌と乳酸菌が両方入っているヨーグルトであれば、よりおすすめです。