2021年9月6日 10:00
骨盤底サポーター使用者の10%で骨盤臓器脱の症状が消失、60%の使用者で症状が軽減していることが判明
また、重力によって下がってくるため、だんだんと症状が悪化してきます。
こうした症状を抑えるには、外科的手術、ペッサリー器具の挿入、骨盤底筋体操など様々な方法がありますが、近年、注目されているのが骨盤底サポーターという製品で、下着の上から装着するだけで臓器の下垂を抑え、不快な症状を緩和し、旅行や長時間の立ち仕事に際しても快適に過ごせると、医療関係者はじめ多くの方から評価されています。
今回、その利用実態を調べるため、骨盤底サポーターの利用者に、使用感、効果を中心にアンケート調査を致しました。
本調査の結果は去る2021年7月17日に栃木県総合文化センターで開催された第23回日本女性骨盤底医学会で報告されました。
調査結果詳細
https://jmfund.co.jp/Library/O4-2_APS.pdf
■調査結果概要
今回の調査結果から骨盤底サポーターは40代から80代まで幅広い年齢層で使用されており、使用後の効果は比較的短期間の使用であっても臓器の下垂状態の改善が見られ、長期間に渡って効果の維持が確認されていたことがわかりました。骨盤底サポーターは骨盤臓器脱の諸症状の緩和に短期的、長期的な効果がみられ、保存的療法の有力な選択肢の一つとしての可能性が示唆されました。