2023年7月5日 11:00
海外で体調を崩したことは?!海外旅行での体調管理や薬についての調査発表
海外で医療機関にかかると、内容によってはかなり高額な費用が掛かることもあります。旅行先の医療機関を予め調べておくと、もしもの場合に、スムーズに医療機関を受診し治療を受けることができます。海外旅行保険への加入は、体調不良や不慮の事故の際の金銭的な負担を軽減できます。
図7
参考
体調不良の際の病院の受診率を海外旅行保険への加入の有無別でみると、加入していた方は62%であるのに対し、加入していない方は25%と2倍以上の差があることが判りました。
※未加入の受診者が20サンプルのため参考データ
【感染症専門医が提案する「海外旅行で気を付ける8つのポイント」】
■旅行前
1. 旅行先の国・地域の危険情報、注意事項を調べておく
2. 必要な場合はトラベルクリニックでワクチンを接種
3. 海外旅行保険の加入を検討
■旅行中
4. 体調不良時(特に発熱)は医療機関の受診を検討
※受診の際は日本人スタッフや日本語が話せるスタッフが在籍する機関が望ましい
5. 自己判断で抗菌薬を購入したり服用しない
6. 薬を服用した場合は、処方箋やパッケージの写真を撮っておく
■旅行後
7. 旅行後に医療機関にかかる時は、過去1年にさかのぼり、海外渡航歴を医師に伝える
8. 過去1年、海外で入院した場合は、医師に伝える
守山 祐樹(もりやま ゆうき)