在宅勤務で歩数が4,000歩減少、座位時間が70分増加
公益財団法人 明治安田厚生事業団は、首都圏在住勤労者の身体活動を活動量計で実測し、在宅勤務の頻度との関連性について検討しました。この研究成果が、身体活動と公衆衛生に関する国際学術誌「Journal of Physical Activity and Health」に2024年10月8日付で早期公開されました。
<ポイント>
◎首都圏在住勤労者の身体活動を活動量計で実測し、在宅勤務の頻度との関連性について検討しました。
◎在宅勤務が多い勤労者は1日の身体活動量が少なく、座位行動が多いことがわかりました。例えば、週に5日以上在宅勤務を行う勤労者の1日あたりの歩数は、全く行わない勤労者に比べて半分以下であることが確認できました。
◎在宅勤務に関連した活動量の低下は、性別、年齢層、教育歴、生活習慣改善に対する関心の有無により異なる傾向が見られました。
研究結果の概要
<概要>
公益財団法人 明治安田厚生事業団 体力医学研究所(本部:東京都新宿区、理事長:生井 俊夫)が行う明治安田ライフスタイル研究(Meiji Yasuda LifeStyle study:MYLSスタディ(R))*1では、首都圏在住勤労者の在宅勤務の頻度と、活動量計*2で実測した1日の座位行動や身体活動(体を動かしている時間や歩数)