ビューティ情報『在宅勤務で歩数が4,000歩減少、座位時間が70分増加』

在宅勤務で歩数が4,000歩減少、座位時間が70分増加

対象者は腰に活動量計を装着し、普段の身体活動量や座位行動時間を測定しました。併せて、調査票を使って1週間の在宅勤務頻度を調査しました。これらの情報を基に、在宅勤務の頻度と身体活動・座位行動の関連性を検討しました。また、在宅勤務に関連した活動量の低下が顕著な集団を調べるために、社会人口学的特性や健康状態などで層別化した分析も実施しました。分析の際は、年齢、性、教育年数、暮らし向き、子どもの数、職種、雇用形態、1週間の労働時間、BMI、主観的健康感、心理的ストレス、行動変容ステージ、活動量計の装着時間の影響を統計学的に調整しました。

<結果>
本研究から主に3つの知見が得られました。第一に、週1-2日であっても在宅勤務を実施している人は、まったく実施していない人よりも身体活動量が少なく、座位行動が多いことがわかりました。第二に、在宅勤務の頻度が多いほど活動量が少ないことが明らかになりました。
例えば、毎日出社している人に比べて、週5日以上在宅勤務している人の1日の歩数は約4,000歩少なく(それぞれ7,215歩、3,194歩)、座位行動が約70分多い(それぞれ584分、658分)ことが示されました(図1)。

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