子育て情報『顔や白目の色が気になる…。赤ちゃんの黄疸について【助産師に相談】』

2020年1月16日 12:35

顔や白目の色が気になる…。赤ちゃんの黄疸について【助産師に相談】

目次

・Q.顔や白目の色が黄色っぽい感じがあります
・高塚あきこ助産師からの回答
・黄疸が長引きやすい母乳性黄疸
黄疸のイメージ


「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の掲示板。そのなかから特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は、赤ちゃんの黄疸に関するご相談です。

Q.顔や白目の色が黄色っぽい感じがあります

生まれて34日になります。退院するとき、黄疸の数値が高めでした。その後1週間後下がってきました。1カ月健診では何も黄疸に関しては触れることなく終わりましたが、顔や白目の色が黄色っぽい感じがあります。
気のせいなのでしょうか? 一回下がった黄疸の数値が1カ月過ぎてまた上がることもあるのでしょうか?

高塚あきこ助産師からの回答

肉眼的に黄疸があるように見えますと、ママさんはご心配になりますね。ですが、健診などの際には必ず黄疸の値を測定していると思いますし、基準を超えていなければ、黄色っぽく見えたとしてもご心配なさることはないかと思いますよ。おっぱいを飲んでいるお子さんですと、母乳性黄疸と言って、皮膚や白目が黄色っぽく見えることがありますが、お子さんの活気があり、おっぱいやミルクがしっかり飲めていて、元気なご様子であれば、あまりご心配いらないかと思いますよ。

※参考:ベビーカレンダー「助産師に相談」コーナー

※診断や具体的な治療については医師の指示にしたがってください

黄疸が長引きやすい母乳性黄疸

母乳が原因の黄疸は、母乳性黄疸といいます。母乳には、不足しがちなミネラルやたんぱく質などの栄養が豊富で、赤ちゃんの免疫機能をサポートして感染症のリスクを低下させる働きがあります。

ただ、母乳には遊離脂肪酸という物質も多く含まれており、その遊離脂肪酸がビリルビンの代謝を妨げてしまうことが、母乳性黄疸の原因といわれており、黄疸を長引かせます。

母乳を栄養補給のメインとしている赤ちゃんの場合、生後1カ月を過ぎても黄疸が続くことがあり、心配される方も多いと思います。そのまま母乳を続けていても生後2カ月ごろには自然になくなり、それが原因で核黄疸になることはありません。
しかし、その他の疾患が隠されていることもあるため、黄疸が長引くときや気になる症状がある場合は、産婦人科や小児科などで相談してみましょう。

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