子育て情報『ノンアルも飲んじゃダメ?お酒を使った料理は?妊娠中の飲酒について』

ノンアルも飲んじゃダメ?お酒を使った料理は?妊娠中の飲酒について

、清酒では約2合(400ml)、ウイスキーではダブル約2.5杯(150ml)、ワインではグラス約4杯(500ml)以上を摂取することで発症の頻度が高まると言われていますが、これよりも少ない量でも胎児性アルコール症候群を発症した例もあるため、どのくらいまでならアルコールを摂取しても良いということが言えないため、妊娠中の飲酒は控えたほうがよいでしょう。

そして、赤ちゃんの奇形は妊娠初期、発達遅延や中枢神経系の機能不全は妊娠後期のアルコール摂取に関連があり、また、妊娠中のアルコール依存は、乳幼児突然死症候群(SIDS)の発症リスクを増加させるという研究結果もあるようです。

超妊娠初期のアルコール摂取は大丈夫?

はじめにお話ししたように、妊娠の徴候に気づかず、妊娠超初期にアルコールを摂取してしまったという方も少なくないのではないでしょうか?

妊娠超初期というのは、妊娠0~4週、つまり着床前の段階を指します。アルコールによる胎児の異常は妊娠4週以降すべての期間に起こりうるとされており、妊娠超初期のアルコール摂取は問題ないと考えられています。


ノンアルコール飲料や養命酒は飲んでもOK?

酒税法では、アルコール分が1度以上含まれているものを酒類と定義しているため、含有アルコール量が1%未満の飲み物はノンアルコール飲料として販売されています。つまり、「ノンアルコール」と銘打った飲料でも、アルコールがわずかに含まれているものもあるため、妊娠中は飲まないのがベストです。また、滋養強壮や栄養補給を目的とした薬用養命酒なども、アルコール分を含んでいるケースがあるため注意が必要です。

一方、料理に使用する料理酒やワインなどは、焼く、煮るなどの加熱中にアルコールが飛んでしまうようなお料理に使用する分には問題ありません。お料理に使用するアルコールは、普通に飲酒するときの量に比べて少量ですが、やはり使い過ぎには注意しましょう。

まとめ

妊娠中の飲酒がよくないとわかっていても、妊娠していると知らずに飲酒してしまうことはあります。しかし、妊娠を予定している場合や妊娠している可能性があるときは、飲酒を控えるのがベストです。また、飲酒により生活リズムや食生活のバランスも乱れる可能性もありますので、規則正しい生活を送るよう心がけましょう。

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