「貯金ができない…」お金が貯まらない人がやりがちな落とし穴とは
「お金がなかなか貯まりません」「貯金ができません」と家計相談でお伺いすることがよくあります。収入の少ないご家庭だけでなく、平均的か平均以上の収入があるでもご家庭でも同様です。
お金が貯まらない方はいくつかの傾向が見られますので、ご自身が当てはまっていないか確認してみましょう。
1.収入-支出=貯金で考えている
毎月の収入から支出した残りを貯金することは、ぱっと見た限りでは当たり前のように思う方もいらっしゃると思いますが、将来にお子さんの教育費がかかる可能性がある時期や、住宅・車など高額なものを購入する予定がある場合には、毎月の貯金額を決める必要があります。
別の記事でも書いていますが、「収入-貯金=支出」の考えに切り替えましょう。そのためにも、収入の一部を給与天引きや口座振替などであらかじめ貯金する額を差し引き、その残りで生活をできるか考えてください。
引越しや子どもの進学などの一時的支出の金額が多くなる月は、「収入-貯金=支出」で考えなくてもいいのですが、なるべく早い時期に「収入-貯金=支出」になるように意識しましょう。また、積立の方法としては、過去の記事“FPが教える! 今年からはじめる貯金の基本「積み立て3選」”をご確認ください。
2.使っている金額を把握していない
お金が貯まらない人とお話しすると、どのくらいお金を使っているのか把握していないことが少なくありません。収入や貯金残高はある程度わかっていても、支出の金額が曖昧な人が多いです。
これは、支出の方が頻度の多いこと、また現金・口座振替・クレジットカード・電子マネーなど支払う方法が多岐に渡り、時期もずれることもあるのが主な理由です。そのためにも細かく記録する必要はありませんが、まず1~2カ月間の支出を記録して、大まかにでも何にいくら使っているかを把握する必要があります。
記録をつけていただくと、多くの人が「思っていたより多く使っていた」とおっしゃいます。
3.使うお金に優先順位をつけていない
収入が平均以上の方にありがちなのですが、お金の優先順位がなく、食材や外食・衣料品・自動車・旅行・趣味・家具や家電などのこだわりが強いため、品質のいいものを求める傾向にあります。
1つ2つでしたら支出が多くても問題にならないご家庭でも、多くのものが高額になるといくらお金があっても足りません。将来に備えるために貯金が必要であれば、優先順位をつけて支出するようにしましょう。
4.セールやポイントアップで多くの買い物をする
ショッピングモールやデパート、通販サイトなどで定期的にセールやポイントアップをおこなっていますが、お金が貯まらない人は多く買ってしまいがちです。必要なものや以前から買おうと思っていたものであれば良いのですが、割引率やポイント還元率に魅かれて不必要なものを買ってしまうことが少なくありません。
すべての衝動買いが悪いわけではありませんが、適切な買い物か考えて賢くセールやポイントアップを利用しましょう。
上記の例がすべてではありませんが、お金が貯まらない人がやりがちなことを挙げました。ご自身がそのような状態かどうか考えるきっかけにしてください。
イラスト/(c)chicchimama
監修者・著者:ファイナンシャルプランナー 大野高志
1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP®(日本FP協会認定)。独立系FP事務所・株式会社とし生活設計取締役。予備校チューター、地方公務員、金融機関勤務を経て2011年に独立。
教育費・老後資金準備、税や社会保障、住宅ローンや保険の見直し、貯蓄・資産運用等 多角的にライフプランの個別相談を行うとともにセミナー講師として活動しています。
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