子育て情報『初潮が早いと閉経も早いって本当? 意外と知らない卵子の一生のおはなし』

初潮が早いと閉経も早いって本当? 意外と知らない卵子の一生のおはなし

目次

・更年期とは?
・閉経のサインってある?
・女性ホルモンが減ってきたらホルモン療法はしたほうがいい?
・著者:助産師 REIKO
更年期の女性のイメージ


妊娠に欠かすことのできない卵子ですが、みなさんは卵子についてどのくらいご存知ですか? 実は卵子にはみなさんが知らないような不思議な話がたくさんあるんです。卵子のことを知ることで、ご自身の体のこと、命のことをより深く知ることができるかもしれません。そこで、意外と知られていない卵子について、浅田レディースクリニック理事長 浅田義正先生のお話を交えて紹介していきたいと思います。今回は、「更年期」に関するお話です。

更年期とは?

女性の一生は、エストロゲンやプロゲステロンなどのホルモンの働きの変化によって、胎生期・小児期・思春期・性成熟期・更年期・老年期に分けられます。エストロゲンやFSH(卵胞刺激ホルモン)などのホルモンの分泌が増え、第二次性徴・初潮を迎える思春期、月経周期が安定し、妊娠・出産が可能になる性成熟期を経て、卵巣機能は徐々に低下し更年期に入ります。

更年期は性成熟期と老年期の移行期間にあたり、一般的には閉経の前後5年間(計10年間)を言います。月経が来ない状態が12カ月以上続いたときに閉経したと判断され、日本人の平均閉経年齢は50.5歳となっていますが、個人差も大きいです。
ちなみに初潮が早かったからと言って閉経も早いということはないようです。

閉経のサインってある?

生まれたときには約200万個あった原始卵胞も年を重ねるごとに減少し、月経周期も不規則になり、やがて閉経を迎えます。この閉経の時期というのは、あらかじめわかるものなのでしょうか?

浅田先生によると、「原始卵胞が少なくなってきても、生理自体は変わりません。生理は突然終わります。閉経の直前になるとFSHが上昇するのですが、上昇している時点で“すでに更年期に入っている”ということだけがわかります」とのこと。

月経周期や体調の変化で、そろそろ更年期?と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際ピンポイントでいつ閉経を迎えるか知ることは現段階では難しいようですね。


女性ホルモンが減ってきたらホルモン療法はしたほうがいい?

年を重ねるにつれて卵巣の機能が低下してくると、エストロゲンの分泌も減少していき、それに伴って現れるのが更年期症状です。更年期症状には、月経異常、ホットフラッシュ、イライラ、肩こりなどさまざまなものがあります。

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