子育て情報『「子宮奇形、私がですか?」夫に内緒で検査したら思わぬ事実が発覚して #2』

2021年4月29日 12:00

「子宮奇形、私がですか?」夫に内緒で検査したら思わぬ事実が発覚して #2

目次

・妊活から2カ月、夫に反対されながらも1人で産婦人科へ
・気絶しそうな人生最大の痛みを味わうことに
・カルテに書かれた「不妊症」の文字、頭が真っ白に
・不妊症の原因が明らかに!思わぬ事実が発覚
「子宮奇形、私がですか?」夫に内緒で検査したら思わぬ事実が発覚して #2


不妊治療体験者の声を取材した連載、第3回目となる今回は、妊活2カ月で不妊治療を始め、その4カ月後にタイミング法で授かった女性の物語をお届けします。ケース3、小林夏美さんの(29・仮名)の場合。

27歳で13歳年上の夫と結婚。妊活に非協力な夫は、自然に任せたいから通院はしてほしくないと言う。果たして……?

妊活から2カ月、夫に反対されながらも1人で産婦人科へ

夫の理解を得ることは容易ではなかった。妊娠はそんな簡単なものじゃない。正しい情報を集めていた夏美さんは、強く反論したかった。しかしぐっと言葉を飲み込み、その場はそれきりの話し合いで終わらせた。


「反論したかったけど、これから先、夫婦関係が気まずくなってしまう方が危険だと思って。悔しかったけど引き下がりました。でもわたしが安心したかったので、1人で産婦人科へ行きました」

一歩目は踏み出しやすかった。向かったのは、生理痛で10年近く通っていたかかりつけの産婦人科クリニック。主治医は顔なじみのおばあちゃん先生だった。話しやすく、生理の状態も知ってくれていた。まずはタイミング法を試しながら、検査を進めることになった。

気絶しそうな人生最大の痛みを味わうことに

通常、不妊治療の検査は男女ともに行われる。
日本生殖医学会によると、女性側は①内診・経膣超音波検査、②子宮卵管造影検査、③血液検査が一般的な検査とされている。

夏美さんの場合、第一段階として行われた検査の一つが「通水検査」だった。子宮内にカテーテルをいれて生理食塩水を注入し、卵管の通り具合を調べる検査だ。一般的に麻酔を使用しない検査で、「多少の痛みは伴います」と説明を受けて臨んだのだが、ここで人生最大の痛みを味わうことになる。

激痛どころじゃない、気絶しそうな痛みだった。

「究極の痛みで、便が漏れてしまいそうなほどでした。寒くて怖くて……。顔面蒼白になってしまいました」

カルテに書かれた「不妊症」の文字、頭が真っ白に

「子宮奇形、私がですか?」夫に内緒で検査したら思わぬ事実が発覚して #2


ここで夏美さんの“嫌な予感”は確信に変わったという。


わたしの体に何かが起きているーーー。

普通の検査でこれほど壮絶な痛みを感じるなんて、きっと体に何か原因があると直感したという。

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