2022年11月16日 14:20
「サラサラ肌で調子が良い」は間違い!実はトラブルのサイン!?赤ちゃんの肌の正しい保湿対策とは?
助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、秋冬に注意したい赤ちゃんの乾燥肌について教えてくれました。どんな状態が乾燥しているの?保湿対策ってどうするの?などの疑問がある方はぜひ参考にしてくださいね。
赤ちゃんに保湿が必要と知っているママが多いですが、実は保湿のやり方によっては逆効果なこともあります。知らずにやってしまっているNGがあるかもしれませんね。
そこで今回は、赤ちゃんの保湿ケアについてお話しします。
赤ちゃんの肌が乾燥している状態とは?
赤ちゃんの肌は正常な状態では、みずみずしくモチモチした触感になります。素肌を滑らすと、ママの手がスムーズに滑っていかない状態が赤ちゃんの肌に水分が保たれている状態の目安となります。
では、どんな状態が赤ちゃんの肌が乾燥している状態なのでしょうか。
下記を参考にしてみてくださいね。
重症:肌の乾燥が強い状態
・関節の内側などがカサカサ
・皮むけがある
・白っぽく粉をふいた状態
要注意:肌が乾燥している状態
・見た目ではわからないが、触るとザラザラしている、ボツボツがある
・ほっぺなどが赤い ・触ってサラサラしている
サラサラしている肌は実は危険!?
肌が乾燥していても、特に肌トラブルが起きていなければ、あまり気にしないという方も多いですよね。赤ちゃんの肌を触ったときに「サラサラしているから、大丈夫」と思う方や「少し乾燥しているようでも、トラブルがないから気にしない!」という方もいるかもしれません。
しかし、サラサラ肌は実は乾燥しているというサインなんです。肌が乾燥しているということは、肌の潤いが不足してバリアの力が低下して肌にすき間が空いている状態。ここからほこりや汚れ、アレルギーの原因物質が入りこむことで様々な肌トラブルが発症します。
乾燥していると分かったら、放っておくのは危険です。保湿対策などをおこなうようにしましょう。
特に、離乳食やよだれなどで荒れがちな赤ちゃんの口の周りの保湿は、食物アレルギー予防にもなります。
効果的な保湿のポイントは?
保湿は1日2回、お風呂上がりと朝がおすすめです。秋冬の乾燥する季節は、ローションタイプよりも、保湿力の高いクリームタイプがおすすめです。