子育て情報『夕食後に動画視聴させてない?子どもへの悪影響もあるNG行動!メディアの子どもへの影響って?』

2023年3月31日 15:40

夕食後に動画視聴させてない?子どもへの悪影響もあるNG行動!メディアの子どもへの影響って?

3児のママ小児科医で、高円寺こどもクリニック院長の保田典子先生に、子どもとインターネットの付き合い方について解説してもらいます。

こんにちは。小児科医の保田典子です。今回は子どものインターネット利用について。5年ほど前と比べ、診察室でスマホを使って動画などを見ているお子さんがとても増えましたな、と感じています。

インターネットはとても便利なものですが、子どもへの弊害はないのでしょうか? 常識が日々変わる話題ですが、今わかっていることをまとめたいと思います。

子どものインターネット使用率、使用時間は年々増加している

内閣府の調査によると低年齢層(0歳~9歳まで)の子どもの74.4%がインターネットを利⽤しているそうです。

年齢が上がるとともにインターネットの利用率は高くなり、通園中(0歳〜6歳)では68.1% 、⼩学⽣(6歳〜9歳)では 90.9%がインターネットを利⽤しています。


インターネットを利⽤する機器は、テレビ(地上波、BS等は含まない)(48.1%)、⾃宅⽤のパソコンやタブレット(38.1%) 、ゲーム機(32.5%)が上位がとなっています。

未就学児のインターネット利用で最も多いのは、動画視聴です。また、インターネットを利⽤している低年齢層の⼦どもの1日の平均利⽤時間は約2時間2分、前年度と⽐べ約12分増加しており、年々増えている傾向があります。未就学児に1日5時間インターネットを使用しているという回答も8%ありました。

メディアの子どもへの影響は?

メディアの子どもへの影響は、まだ理解がきちんと進んでいない側面があります。その中で、わかっていることは「2歳までの子どもはスクリーンから学べることは少ない」ということです。英語教材などにしても、2歳まではテレビからの教育効果はなく、実際の人間の教育であれば効果が認められています。


2歳までの場合

2歳までの子どもに対しては、親など周りの人たちの表情などの反応によって発達が促されますが、メディアからの発達への良い影響はないようです。

コロナ禍になりマスク生活になることによって、大人の表情が分からなくなったことによる0歳から2歳までの発達の影響はあるのではないかと言われています。目をみて、表情を感じて、という日常が2歳までの赤ちゃんにとって重要なようです。

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