主婦の加奈子は夫のモラハラ発言に悩み、日々の夫婦生活にストレスを抱えていました。夫との生活が苦痛だった加奈子はいつしか心の拠り所として、宝くじを買うようになります。そして、宝くじを買い続けたことで、ある日3億円に当せんすることに! すると、モラハラ夫に対する緊張の糸がその瞬間から切れてしまったのでした。これまでは夫の言うことに口答えせず、何でも従ってきた加奈子ですが、緊張の糸が切れてしまったことで、ある日夫に嫌味を込めた反論してしまいます。夫はそれに対して逆上するのですが、そんな夫に対し、加奈子は冷静に言葉を返すのでした。
そして、ついに夫に離婚を切り出した加奈子。突然妻から離婚を突きつけられた夫は戸惑い、「離婚はいやだ」と口にします。すると次の瞬間、背後からガタッと音が……!振り向くと、そこには不安そうな表情を浮かべる息子の姿がありました。
慌てて加奈子が「なんでもないよ」とフォローした後、夫は「俺だけ置いていくのか」と、息子の不安を煽るような発言したのです。その言葉を聞いて不安になった息子は思わず、「お父さんも一緒だよね!?」と加奈子の腕を掴むのですが、加奈子は再び「本当に大丈夫だから!」とフォローします。
しかし、夫はまた加奈子を困らせるような発言をして……?
夫の質問に対する妻の答えは…?
「私たち家族はずっと……」
途中まで言いかけた加奈子ですが、
途中で「……想太、ごめん」と謝罪の言葉を述べました。
「ちょっと今は分からない」
その言葉を聞いた途端に目に涙を浮かべる息子。
加奈子に背を向けると、
その場を去っていったのでした。
息子が悲しむ姿に怒りを覚えた加奈子。
「なんのつもり?」
「ふん……っ。別にいつかわかることだろ」
睨みを利かせ、強い口調で非難する加奈子に対して、
夫はそう答えたのでした。