リアル修羅場トーク系人気YouTubeチャンネル『ぴっとく』から、「夫の暴挙、その結末」を紹介します。
清美(きよみ)は、夫の義明(よしあき)と2人で暮らしています。横暴な考えを持ち、行動する義明は、いつも清美を振り回します。たとえば、年中会社の人を連れ帰ってきては、清美に飲食の世話をすべてひとりでさせるのです。毎晩のように開かれる宴会を負担に感じた清美が人を呼ぶことを断ると、専業主婦はいつも休みみたいなものだろう、文句は稼いでから言えと、暴言を吐かれます。みんなそれぞれに苦労があり、人には上も下もない。義明には、それがわからないようで……。
ついに我慢も限界に…
昨夜もまた、突然の飲み会が清美の家で行われることに。
妻に対して勝手なことを言い、偉そうな態度をとるなど義明の振る舞いは目に余るものがあり、しかもそれを止める者はほぼいない状況でした。酔っ払っているとはいえ、会社の人たちも遠慮がありません。義明に言われるがまま、何でも清美にやってもらい……、手伝うことをしませんでした。ただひとり、義明の同僚である田辺だけは違いました。彼はよく酔った義明を自宅まで連れて帰り、清美の家での飲み会では手伝いや酔った部下の介抱をするなどしてくれます。清美に謝罪やお礼の連絡をくれることもある、やさしく気の利く人です。
「昨日は俺たちが押しかけたばっかりに、旦那さんとけんかさせてしまって……」
昨晩、宴会中に清美と義明の大げんかが勃発したのです。たまりにたまっていた清美は、ついに我慢の限界に達しました。
しきりに恐縮し、会社の者たちと謝罪に伺いたい、それが無理ならば何か謝罪の品をとまで申し出てくれる田辺に、清美は気に病まぬよう伝えました。会社の人たちも一端を担っていたものの、1番の問題は義明なのです。
「お気持ちだけで十分ですから」
そもそも、清美は贈り物を受け取れる場所にいないことを伝えると、田辺はびっくり。そうなのです、清美は実家へと避難していたのです。今日の義明の不機嫌な様子を思い出し、納得する田辺でした。
日ごろから親身になってくれる田辺ならと、清美は夫婦のこれからのことを話し始めました。実は宴会後に清美と義明は話し合いをし、離婚をすることに決めたのです。しかし、義明は納得できていない様子で、すぐには離婚できないのではと清美は不安に。