妊娠したかも!初診のタイミングは早すぎてもダメ?費用や持ち物は?
このように妊娠初期の診断は難しく、自然流産に至るケースも少なくありません。
病院で妊娠検査をするとなると、高額な費用がかかるのでは?と心配になる人もいると思います。妊娠検査は、基本的に自費診療になるため保険対象外です。そのため、検査にかかる費用は病院によって、異なります。ただし、出血がある場合など病気の可能性があれば保険対象となります。
妊娠検査薬や超音波による妊娠確認、血圧測定、尿検査(尿淡白、尿糖)であれば、自費で8,000〜15,000円程となります。また、保険での診療であれば初診料・尿検査・超音波などを行っても3割負担なら3,000円程度となります。もちろん病院によって費用が異なるので、事前に聞いておくと安心です。
初診時の服装や持ち物
妊娠検査のために受診する場合、問診・血圧測定・尿検査・超音波の検査をするのが一般的です。また、子宮の状態や出血の有無を調べるために内診を行います。内診では、膣内に器具を入れて確認するため、診察台に座りやすいようにスカートを履いていくと良いでしょう。病院のスタイルがわからなければ、着替えがスムーズにできるように脱ぎ着のしやすい服装を心がけましょう。
受診する際に必要な物は保険証と現金です。保険対象となる診察も含まれている可能性があるので、忘れずに持参しましょう。また、病院によって清算に使えるクレジットカードの種類に制限がある場合があります。現金で支払いができるように準備しておくと安心です。
さらに、最終月経日を確かめ、基礎体温や生理周期をチェックしているのであれば、手帳やメモを持っていきましょう。
まとめ
初めての妊娠となると、いつ病院を受診すればいいのか、また費用・検査内容・服装なども迷ってしまうこともありますよね。事前に分かっていればスムーズに妊娠健診をしてもらうことができます。分からないことがあっても、病院に電話をしたり受付で尋ねたりすれば親切に対応してくれるので心配ありません。妊娠が考えられるのであれば、慌てずにタイミングを見ながら受診しましょう。
参考:
・日本産婦人科医会「5.<産科一般超音波検査・初期編> 正常所見4-7週」
・厚生労働省「すこやかな妊娠と出産のために」
監修者:医師 三鷹レディースクリニック院長 天神尚子 先生
日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。