【これだけは知っておきたい!】何かあってからでは遅い、子どもの事故の救急処置って?
子どもって思いもよらないことをするものです。普段からどんなに気をつけていても、思わぬ事故を起こすことだってあります。
そんな万が一の時、慌てずに適切な応急処置ができるよう、パパもママもしっかりと覚えておきたいですね。
今回は、「これだけは知っておきたい」子どもの救急処置についてお伝えします。
月年齢別、多い事故ってなに?
0~4ヶ月/ねんねの頃は「窒息」、4~7ヶ月/寝返り・おすわり頃は「転落・転倒」、7~10ヶ月/はいはいの頃は「誤飲・誤食」、10ヶ月~12ヶ月/つかまり立ちの頃は「やけど」、1歳~/あんよの頃は、「家の外での事故」が多いとされています。
そのなかでも、最低限知っておきたい応急処置はこちら。
①誤飲・誤食
赤ちゃんは、なんでも口に入れてしまいます。飲み込んだと思ったら、まずは飲み込んでしまったものを特定し、それぞれ飲み込んだものに応じて対処します。
口から物を出そうと焦ってはダメ。吐かせるもの、吐かせず病院へ行くものなど、飲み込んだものによって対処が異なります。
◇吐かせてから病院へ◇
赤ちゃんの息が突然つまったり、目を白黒させていたら、何かがつまってる可能性があるので口の中を見て確認しましょう。医薬品、化粧品、タバコ、石鹸、防虫剤、お酒などは、飲んだものの濃度を薄めるために、お水などを飲ませて吐かせてから病院に行きます。
赤ちゃんなら逆さにしてつるしながらか背中を叩くか、立てた膝の上にうつぶせにして、背中を叩いて吐かせます。
しかし、異物がすでに気管の方に落ちてしまった場合は、背中を叩くと危険。
喘息のように咳き込んだり、顔色が悪くなってるようなら、すぐに救急車を呼びましょう。
◇吐かせず病院へ◇
漂白剤、トイレ用洗剤、カビ取り剤、殺虫剤、画びょう、ボタン型電池などは、喉や食道、気管の粘膜を痛めるため吐かせてはいけません。すぐに病院に連れて行って胃洗浄を受けます。
その際、何を飲んだか詳しくわかるように、誤飲したものの容器、袋、説明書など持っていきましょう。
②やけど
炊飯器の蒸気や電気ポット・ケトル、ストーブ、熱い汁物など、赤ちゃんのまわりにはやけどに危険なものがたくさんあります。寒くなるこれからの季節、暖房機器には注意したいものです。もしやけどをしてしまったら、まずは冷やすことが第一。
寒い季節でもためらわず20分くらい流水に当てるか、氷水を入れた洗面器などに患部を浸けて冷やします。