慣らし保育中に「こんなはずではなかった」と悩む人も少なくありません。慣らし保育中に起こりがちなトラブルと対処法について紹介します。
保育園に預ける際の大泣き
非常に多いのが、『保育園に預けるときに子どもが大泣きすること』ではないでしょうか。激しく泣く姿に、ママは後ろ髪を引かれる思いで保育園を後にすることになります。
子どもが泣くのは「ママと離れてしまった」「ママがいなくて寂しい」という気持ちの表れです。子どもは大好きなママと離れて慣れない場所で過ごさなくてはなりません。
お迎えに行ったときには「よくがんばったね」「会いたかったよ」と笑顔でたくさん褒めてあげるとよいですよ。
スキンシップも多めにして、愛情をたっぷり注ぎましょう。
次第に、保育園が終われば大好きなママが迎えに来てくれると理解し、気持ちも上手に切り替えられるようになります。
慣らし保育、預けている間の発熱
自宅にいる間は元気なのに、保育園に預けると発熱してしまうケースも少なくありません。「なぜ頻繁に熱を出すの?」と心配になるでしょう。
環境がガラリと変わったことによる強いストレスが原因ともいわれています。大人だって慣れない環境や新しい職場などは緊張して体調に変化があらわれるものです。子どもは環境の変化に対応しようと一生懸命がんばっています。ママもしっかりと子どもの気持ちを受け止めてあげましょう。
保育園での生活に慣れて楽しい・うれしいと思うことが増えていくにつれ、発熱する回数も徐々に減っていきます。
ただ急激な環境変化で子どもも体調を崩しやすくなっていますので、より様子をこまめにチェックして、何か心配事がある場合には、医療機関の受診を検討しましょう。
夜泣きが始まってしまう子も
精神的なストレスから夜泣きが始まってしまう子もいます。知らない人がいっぱいの場所に預けられたことによる寂しさが原因と考えられますよ。
また、緊張の糸が緩むことも夜泣きの原因の1つです。子どもは小さいなりに我慢をして気持ちを抑えています。保育園に慣れてきた頃に抑えていた気持ちが一気にあふれ出し、夜泣きとなって現れるのです。
ママ1人では心身ともに大きな負担がかかります。パパにも協力してもらって乗り切りましょう。
子どもをドライブに連れ出すと、気分が変わり泣き止むことがありますよ。
慣らし保育が練習期間、安心できる職場復帰を
慣らし保育は、職場復帰後の生活に慣れるための練習期間です。しかし、子どもにとってもママにとっても試練の期間となるでしょう。子どもに我慢ばかりさせていると、保育園が嫌いになってしまう可能性もあります。職場復帰に向けて親にもプレッシャーがかかる時期ですが、できるだけ子どものペースや様子を見て、慣らし保育を活用したいものです。
そして保育園にお迎えに行ったときにはたくさん褒めてあげるのがおすすめですよ。家ではスキンシップを取りながら笑顔で過ごせるようにしてあげましょう。慣らし保育を乗り越え、安心して職場復帰したいですね。
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