コミックエッセイ:なんとかなるから大丈夫!
厳しすぎたのかも!? 息子に「音読」を聞かせてもらえなくなった私が学んだこと【なんとかなるから大丈夫! Vol.40】
■私が失敗を通して学んだこと
よくよく考えたら、まだ1年生。
宿題をやるだけでもえらいのに、完璧を求めすぎていたのではないかと反省しました。
自分のできなかったところをいちいち指摘されて、息子はさぞ嫌な気持ちになったことでしょう。
私のやり方は、息子にとって音読を嫌いになるやり方だったのかもしれません。
正しく上手に読めることよりも、まず読んだことを褒めるべきだった、と思いました。
息子が二重丸がほしいと言ったら、二重丸をあげるべきだったのかもしれません。
お風呂から出た後、私は息子に怒ったことを謝りました。
音読を聞かせないと言われたことが、とてもショックで悲しくて、それでついカッとなってしまった、と。
息子が学校でうまく読めなかったとき、嫌な思いをしないですむように、正しく読んでほしいと思っていたことを伝えました。
私は息子の音読を聞くのをやめました。
息子が私に聞かせてもいいと思うまで、何も言わずに待つことにしました。
そして、何日かたったある日、息子が音読を聞かせてくれました。
たとえうまく読めていないと思っても、“上手に読めていた”と言うようにしました。
息子がそれでいいと思うなら、二重丸をあげようと思いました。
息子に聞いてみて、もう一度読むか判断してもらうことにしました。
こうして、やっと息子は再び私に音読を聞かせてくれるようになりました。
今でも息子は私に音読を聞かれるのを嫌がることもありますが、そういうときは、同居の強みをいかして、義母に聞いてもらっています。
私から、無理に音読を聞くことはしません。
息子が私に聞いてほしいと思ったときは、
慎重に正しく読むことよりも、楽しく読めるように意識して聞いてあげたいと思います。
ということで、息子に音読を聞かせてもらえなくなった、私の失敗談は終わります。
私自身が子どもの頃、教科書がちゃんと読めず、恥ずかしい思いをしたことがあったので、息子にはそんな思いをさせたくない、と考え過ぎていたかもしれません。
子どものためと思ってあまり口うるさく言ってはいけないな、と実感しています。
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